感覚をコピーする
どうもmotoです。
今日は
「感覚をコピーする」という考え方を紹介します。私たちは、いま、当たり前のように日本語を話していますが、これは感覚をコピーしている事と言えます。
例えば赤ちゃんは、生まれた頃は話す事ができません。しかし、周りにいる人たちの
「言葉という感覚」を自然にコピーして徐々に会話が出来るようになります。
初めはカタコトの言葉ですが、徐々に言葉を理解するようになり、日常会話として使えるレベルまで勝手に上がっていくのです。この「感覚をコピーする」という意識はかなりいろんな場面で使えるのでオススメです。
私は数年前、コールセンターで働いていました。仕事内容はシステム操作の案内をするというものでした。初めの頃は、言ってしまえば赤ちゃんのようなモノです。
何をどう話せばいいのか分からず、
電話に出ても上手く対応できなかったり、答えられずに上司に頼ってばかりです。しかし、徐々に成長もしていきます。
電話対応にも難易度があって、簡単なものは徐々に出来るようになります。
例えば、パスワードの初期化設定方法
システムがフリーズした場合の対処方法
など、簡単なものから一つずつクリアしていけるようになりました。
簡単な質疑応答を繰り返し話していると徐々にある変化が出てくるのです。それはこうゆう事でした。
口から勝手に言葉が出てくる。
ちょっと不気味に感じるかも知れませんが、
繰り返し同じような事を話していると
口から勝手に言葉が出てくるのです。この状態になるといちいち考えなくても言葉が勝手に出てくるので余計なエネルギーを使わなくて済むのです。
この状態は
「感覚をコピーした状態」
つまり
「体得した状態」とも言えます。
「この質問にはこれ。こう来たらこう。」
と、いちいち考えなくても口が勝手に喋ってくれるし、脳からそれらに対応する情報をだしてくれるのです。
いやいや、そんな事あるわけないやろ。と思うかもしれません。
しかし、考えなくても出来ることは
思い起こしてみればいくらでもあるはずです。
例えば何も考えなくても
歩けるし、話せるし、靴は履けるし、歯は磨けます。
これらは全て繰り返す事によって
勝手に体得したものといえます。人は知識や、技術を体得した状態になると、体が勝手に動くようにどうやら出来ているのです。
ゲシュタルトを作る
更にレベルが上がると、
知識と知識が繋がるという現象がおこります。「あ、この質問はコレとコレを組み合わせたものだな。だとしたら、コレを先にやってからアレを次に案内すればいいな」
みたいな感じで、頭の中で勝手に方程式が出来上がり、話す順序と内容を構成しはじめます。この状態は少しカッコ良くいうと
「ゲシュタルト」と言います。
つまり、知識と知識が繋がりそれを効率よく出力出来るのかを脳が自動的に出してくるのです。
こうなると、今まで難しく感じていたことが
めちゃくちゃ簡単に見えてきます。
ゲシュタルトができればできるほど物事は簡単に見えてくるのです。つまり、「様々な知識が様々なところで繋がりまくっている」という状態です。
東京都内の路線図をイメージして欲しいのですが、頭の良い人はこんな感じで知識が繋がりまくっているのです。
乗り換えしまくれるし、行きたいところに超自由に行けちゃいます。
しかも、都内の路線図に留まらず、もっと広い範囲で繋がっているので、臨機応変な対応が可能なのです。
で、その状態をいかに作るのか?と考えると
必要になってくるのは
知識を入れまくることです。
知識を入れまくることによって、
脳は最初キャパオーバーを起こします。
すると、どうなるのかというと混乱が起こります。
そして、何がなんだかよく分からない状態になります。しかし、それは自分の頭の中が情報を吸収しようとしている状態なので放っておけばすぐ熱は下がります。
そして、ある日突然カチーンとアップデートが完了します。
するとコールセンターの例でいうと
口から勝手に言葉が出てくるみたいな現象が起こるのです。
なので、
初めの頃は分からなくてもいいのでとりあえず
聞くだけ、見るだけを意識しましょう。
勝手に体が覚えてくれます。
文章も同じで、読めば読むほど書き方が分かってきます。すると、ある日突然何も考えなくても書けるようになります。
アレコレ難しい事を覚えようとするよりも
一度知識を入れまくって
混乱して
そのあと勝手に出来るようになる。
みたいなパターンで私はいつも物事を覚えています。
まあこれはその人のタイプにもよりますが、私はこうゆう方法でいつも勉強しています。
是非、参考にしてみてください。それでは今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!